世界に衝撃を与えたCovid-19は外資系企業の転職市場にも大きな変化をもたらしました。
この記事では弊社のデータベースをもとに、コロナ禍とコロナ後での外資系企業の人事担当者の転職市場の変化についてご紹介いたします。

 

弊社のデータベースではコロナ期間中のポジションは平均110日以内でクローズされたのに対し、コロナ後のポジションは平均145日以内でのクローズとなりました。つまり、コロナ期間中は通常の市場トレンドである “売り手市場 “ではなく、”買い手市場”の状態が続きました。特に製造業や医療業界といった安定した業界では、より安定した職場で働くチャンスを優先する転職者が増加したことで、より早くポジションを埋めることができ、平均で１１０日でクローズという結果になりました。

コロナ後では、コロナ前と比べ求人のオープン期間が平均で３５日間増加したという結果になりました。これは”買い手市場”から”売り手市場”へと変化したことが要因だと考えられます。コロナ後の転職者の多くは安定よりも自分の市場価値や今後どんなキャリアを進みたいかを意識するようになりました。

 

グローバルなビジネスの復活に伴い、国際的な経験や外国語スキルを持つ候補者への需要が再び高まっています。また、多くの企業は、パンデミックを通じて以前よりも人事の重要性を再認識し、人事部門の人員を増やしている傾向にあります。
さらにコロナ後にはハイブリッドワークモデル（オフィス勤務とリモート勤務の組み合わせ）が一般的になり、地理的制約が緩和されたことも、転職者にとって選択肢の多い市場となっています。

 

外資系転職市場が活発になっている今、より自分のご希望にあったポジションを見つけられるチャンスでもあります。
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採用を行う企業様においても、転職者の売り手市場の中で優秀な人材を獲得するためには、より戦略的な採用活動を行うことが非常に重要となります。
このような売り手市場において、企業の採用担当者は信頼できる候補者ネットワークを持ち、企業のポジションや会社の売り込み方について熟知したエージェントと提携することが採用の近道となります。

 

キャリアスカウトジャパンは、外資系企業で働く経理・財務、SCM・物流、人事の人材データベースが充実しています。
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