L&D(Learning & Development)スペシャリストは、従業員のトレーニングと成長を管理し、組織の育成戦略に貢献する重要な役割を果たします。

この記事ではL＆D担当者の業務内容とキャリアパスについて紹介します。

まず、L＆D担当者の主な業務内容は社内または外部ベンダーを通じたトレーニングおよび能力開発プログラムを設計します。トレーニングの内容は、社内ポリシー、ビジネス、マネジメント・トレーニング、セールスなど多岐にわたります。これらの分野のスペシャリストは、トレーニングの実施や従業員の指導も担当します。このようなポジションは、中規模以上の企業に多く見られます。

 

▶その他人事のポジションと業務内容についてはコチラの記事を参照してください。

 

それではL&Dスペシャリストのキャリアパスについて詳しく見ていきましょう。

L&Dスペシャリストのキャリアパス　～ L&DスペシャリストからL&Dディレクターへ ～

ステップアップにかかる年数は、個人のスキル、経験、状況によって異なりますが、一般的な目安としては以下のようなステップが考えられます。

１－3年	L&Dスペシャリスト
3－8年	シニアL&Dスペシャリスト/トレーニングマネージャー
8-12年	L&Dディレクター

 

L&Dスペシャリスト:
このポジションでは、トレーニングニーズの分析と評価、トレーニングプログラムの設計と開発、トレーニング効果の分析・評価など、高度なトレーニング業務を担当します。従業員の成長を支援し、トレーニング戦略を実行します。

 

シニアL&Dスペシャリスト/トレーニングマネージャー:
L&Dスペシャリストからのステップアップとして、シニアL&Dスペシャリストやトレーニングマネージャーのポジションに進むことがあります。このポジションでは、組織全体の学習戦略の策定、トレーニングプログラムの改善、L&Dチームの指導と育成、外部トレーナーの管理などを担当します。

 

L&Dディレクター:
シニアL&Dスペシャリストやトレーニングマネージャーから更なるステップアップとして、L&Dディレクターのポジションを目指すことがあります。このポジションでは、組織全体の学習戦略の策定と推進、エグゼクティブとの連携、予算管理、学習プログラムの効果測定と改善、L&Dチームの戦略的なリーダーシップなどを担当します。

 

L&Dディレクターへのステップアップは、学習戦略の立案と実行、リーダーシップの発展、組織の成長に向けた学習文化の推進など、高度なスキルと経験が必要です。従業員の成長と組織の成功をサポートするリーダーとしてチームや組織を牽引することが求められるでしょう。

 

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※ご紹介しているキャリアパスは数あるキャリアパスの一部であり、すべての状況に当てはまるわけではありません。　また、業務内容についても企業様によって若干の違いがございますので、あらかじめご了承ください。

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